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2025年現在、Notionは単なるノートアプリを超え、AIと連携した知識プラットフォームへと進化しています。
その中核を担うのが「MCP(Meta Control Protocol)Server」です。


🧠 MCP Serverとは?

MCP Server(Meta Control Protocol Server) は、Notionが外部システムやAIと安全に連携するための拡張プロトコルです。
GitHub上の makenotion/notion-mcp-server にてオープンソースとして公開されています。

このサーバーは、Notionと外部データをやり取りする「橋渡し」のような役割を果たします。
開発者は独自のMCPサーバーを構築することで、以下のような機能を追加できます:

  • Notionページ内で外部APIのデータをリアルタイム表示
  • 社内データベースや分析基盤との統合
  • GPTなどのAIエンジンとの双方向通信
  • カスタムAIエージェントとの連携

⚙️ MCP Serverの基本構成

MCPサーバーは、以下の3要素から成り立ちます:

  1. Server Core
    MCPの通信プロトコルとNotion APIをつなぐ中核モジュール。

  2. Connector Modules
    特定のサービス(例:Slack, GitHub, Google Driveなど)と接続するための拡張。

  3. Metadata Layer
    データの送受信時にメタ情報(権限・更新時刻・参照元など)を制御。

flowchart LR
    A[Notion App] -->|Meta Control Protocol| B[MCP Server]
    B --> C[External API / Database / AI Engine]

🚀 導入方法(ローカル開発)

  1. リポジトリをクローン

    git clone https://github.com/makenotion/notion-mcp-server.git
    cd notion-mcp-server
    
  2. 依存関係をインストール

    npm install
    
  3. 環境変数を設定 .env ファイルを作成し、Notion APIキーや接続先情報を記入します。

    NOTION_API_KEY=your_notion_key
    MCP_PORT=4000
    
  4. サーバーを起動

    npm run start
    
  5. Notionから接続 Notionの設定画面から「カスタムMCPサーバー」を追加し、http://localhost:4000 を指定。


💡 活用例

  • NotionとSlackの双方向連携 タスク管理ページにSlackの最新メッセージを自動反映。

  • 社内データベース連携 Notion内で売上データや在庫情報を可視化。

  • AIワークフローの統合 ChatGPT APIと接続して、ページ上で自然言語によるデータ分析を実現。


🧩 開発者向けTips

  • TypeScriptベースで開発されているため、拡張モジュールの追加が容易。
  • mcp.json 設定ファイルを用いることで、複数サービスの同時管理が可能。
  • Docker対応でクラウド環境(VercelやRenderなど)にもデプロイしやすい。

🏁 まとめ

Notion MCP Serverは、Notionを「単なるノートアプリ」から「企業内統合ハブ」へ進化させる鍵となる技術です。 ノーコードユーザーも、エンジニアも、これを活用することでAIと知識管理の融合を実現できます。

🔗 公式リポジトリ: makenotion/notion-mcp-server

Notion MCP Server

Notion MCP Server

クイック接続

{
  "mcpServers": {
    "notionApi": {
      "env": {
        "NOTION_TOKEN": "ntn_****"
      },
      "args": [
        "-y",
        "@notionhq/notion-mcp-server"
      ],
      "command": "npx"
    }
  }
}

"ntn_****"の部分はご自身のnotionから取得して置き換えましょう。

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